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<かつらの修理と寿命>


かつらは一年もすると髪がパサついてきます。人工毛といえども毛先がちりつきます。この為、修理は毛先を数ミリだけカットしていきます。一年半頃になると人工皮膚に差し込んだ髪が抜けてきますので補充が必要です。二年目は人工皮膚にひび割れ、ベース(土台)の糸切れ、と経年劣化が激しくなってきて修理で追加した毛も抜け出します。3〜4年が買い換えの目安です。修理も出来ますが、素材自体の劣化が激しくなりますので新しいものに買い換えることをおすすめします。

<かつらのメンテナンス>


1>毛絡み
かつらの中でも多いのが毛絡みによるトラブルです。人毛は約3ヶ月くらいからパサつきが目立ち、特に冬場の空気が乾燥した状態では、、人工毛とも静電気が起きやすくトラブルの原因になります。こうした時のメンテナンスは、トリートメントをつけることです。毛絡みしやすい場合は専用のrLxをおすすめします。rLxは洗浄後、2プッシュの量を洗面器半分のぬるま湯に溶かし、そのまま洗って乾かします。
※サロンメンテナンス
上記の方法後、ストレートアイロン130度で一度伸ばし、その後セットしてお渡し致します。ひどい場合は縦にはさみを入れ、毛絡みを落とします。
2>脱色
かつらに使われている人毛は約三ヶ月ぐらいから脱色します。そのままにしておくとどんどん赤みがかった色調になり、染め直さなければいけなくなります。できれば三ヶ月を目安にマジックシールドでコートすることをおすすめします。また、毛染めを行った後も必ずシールドでコートします。
3>ブラッシング等、荒い使い方をすると髪が抜けてしまいます。手櫛や目の粗いブラシでセットすることをおすすめします。また、脱毛症等で毎日使用される方は早く消耗する為、その場合はサロンメンテナンスが必要となります。
※サロンメンテナンス
抜けてしまった部分に増毛を施します。

<人工毛の基礎知識>


1>素材の種類として、人工毛にはアクリル系、ナイロン系、ポリエステル系の三つの素材が使われています。このうち、アクリル系は熱に弱く、重さやてかりもあり、かつらとしては不向きですがマネキンやファッションウィッグによく使われる素材です。同時に、ナイロン系も熱に弱いという短所がありますが現在どの素材も後加工する為に年々クオリティーは上がっています。現在、医療用ウィッグとして最適なのはポリエステル系で、軽さもあり熱にも強いという長所があります。
2>優劣を決める後加工
人工毛の後加工には三つの行程があります。
1.反射率の抑制加工
日本製の人工毛の場合、特殊な溶液の中で糸の表面を溶かしクレーターを付ける加工を行います。これに対して、中国・韓国製の人工毛は糸の製造段階で不純物を混ぜ、突起を付けて反射率を抑えます。
※人工毛を指でしごくとざらざらした感じのあるものは中国・韓国製で絡みやすくなっているのが分かります。
2.染色加工
スプレー式とドブ漬け式の二つの方法があり、スプレー式は均一に染まり、ドブ漬け式はまだらになったり糸に縮れが出たりします。またマネキンや人形に使う大量生産の人工毛は、後加工ではなく、原料に染料を混ぜる先染めという方法もあります。
3.バインダー加工
コート剤で表面加工します。コート剤には耐熱性、不燃性、肌触り(触感)等、様々なものがあり、これらを組み合わせることによって、よりクオリティーの高い人工毛が誕生します。素材としてはシリコーンやタンパク質を使ったもの等、様々です。
つまり、上記の行程を簡素化する程、人工毛としての質が悪くなり、手を入れる程良くなるものなの

 

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